VUCAと言われる変動的かつ不確実で曖昧な時代、いまビジネスにおいて最も注目しなくてはいけない点は「コミュニティの変化」だと僕は考えています。
「古き良き時代」かつて人々は職場や学校といった日常生活の中にコミュニティ(地域社会・共同体)を形成していました。大人は決められた時間に出社して仲間と共に社訓を唱和し、共通の目標に向かって仕事をする。子供たちはクラスメイトと一緒に平等で均一な教育を受け、週末8時になれば家族全員が集合しTVを観る。まさにこれが典型的なコミュニティの在り方でした。「VUCAの時代」SNSはリアルな日常空間に関係なく人々に価値観や趣味嗜好による繋がりを与え、その一方でパンデミックは人々からリアルな繋がりを奪いました。
これら二つの化学反応によって、生活・労働・広告・購買等に対する人々の心理・行動は様変わりしました。中でも「帰属意識の低下」や「働き方の多様化」は、これまでのビジネスの常識とは大きく乖離し、サロンマネジメントにおいては育成/雇用/業態/集客など経営や組織運営においての一つの障壁になっていると思います。
そこで僕たちは企業と属するスタッフ、顧客と売り手などビジネスにおけるコミュニティの形成において「エンゲージメント=絆」つまり価値観を共有し双方が信頼関係を築く点に最も重点を置くべきと考え、「サロンエンゲージメント経営」という独自のメソッドを構築しました。
「古き良き時代」の価値観からマインドチェンジし、エンゲージメントを基盤にしたコミュニティの再構築を行う。コスモはこれからも変化の時代に勝ち残るための包括的なビジネスソリューションを提案し続けていきます。